333DISCS PRESS
●おやこでおでかけ
「抱っこ紐」
3月の震災後、抱っこ紐の売り上げが伸びたのだそうです。災害時にベビーカーや素抱っこでは避難も大変ですから、さもありなんと思いました。地震の時私は自宅にいましたが、とっさに手にしたのはやはり抱っこ紐でした。
さて、その抱っこ紐。育児グッズにも流行がありますが、いろいろ使ってみてわかったのは、売れている物は使いやすい、理由があって売れているのだという単純なこと。私は抱っこ紐マニアで、より良い使い心地を求めて10本近く試しましたが、一番長く使ったのは街でもよく見かけるエルゴです。
一本だけ買うなら、腰ベルトのしっかりしたエルゴタイプ(他にもベコバタフライ等)をおすすめします。オプションの新生児パッド又は付属インサートを使えば新生児から使えますし、肩がとても楽で、おんぶも可。旅行やちょっとしたトレッキングもすいすい行けます。首据わり期からでよければ柄のかわいいsun & beachというのもありますね。難点は、夏はちょっと暑いこと、本体がかさばることでしょうか。
(写真はカンボジアにて。ベコでおんぶしていたらリュックから足が出ていると面白がられました。)
二本買うなら、加えてベビービョルン。6ヶ月位まではこれが一番使いやすかったです。首がぐらぐらの新生児でも縦抱っこができ、両手があくのでスーパーでたくさん買い物をしても雨が降っても大丈夫。私は「エアー」を使いましたが、子どもが重くなるとつらいです。
三本買ってもよいなら、加えてスリング。これはリング有り、リング無し、パウチ型とバリエーション豊富ですので、お好みで。小さく畳んで持ち歩けますし、家での寝かしつけにも便利。私は長時間のお出かけというより、補助的に使っていました。他にもばってん型抱っこ紐もコンパクトになりますね。
赤ちゃんにだけでなく、親御さんの肩にも優しい抱っこライフをお過ごし下さい。
岩崎一絵
当ウェブマガジン編集担当。北海道出身。趣味はボサノバギター。