333DISCS PRESS
●乙女歌謡
ミュージック・ジャーナル
2月18日、等々力にある「巣巣」さんで、~ミュージック・ジャーナル vol.2 「松本隆 ソングブック」~というイベントを、ミュージシャンのHARCOさんとともに開催いたします。昨年の9月にvol.1を開催したのですが、そちらが楽しく、好評でもあったので、今回は「松本隆さん作詞の歌のみに限定して、歌とおはなしをおこないます。
イベント自体を前半と後半ではなく、A面/B面と区切り、私が女性視点で選んだ歌をA面、HARCOさんが男性視点で選んだ歌をB面で聴いていただく予定です。すでに私は、候補の10曲をHARCOさんにお伝えしているのですが、どんな歌が勢揃いするか私も今からとても楽しみ。
きちんと統計できているわけではありませんが、これまで私が紹介してきた「乙女歌謡」約200曲の、3分の1は、松本隆さんが作詞された歌ではないかと思うほど。松本隆さんがいらっしゃったから、子どもだった私は「歌謡曲」にひかれ、言葉や感情を覚えていきました。
音楽好きの方にとっては、言わずと知れたことですが、松本隆さんは作詞家として活躍される前、細野晴臣さん、大滝詠一さん、鈴木茂さんの4人で「はっぴいえんど」を結成されていました。そして解散後、南佳考、あがた森魚さんのアルバムをプロデュースし、アグネス・チャン「ポケットいっぱいの秘密」、太田裕美「木綿のハンカチーフ」で作詞家としての人気を確立。その後、松田聖子さんはじめ、数々のアイドルに歌詞を提供しています。
今回、私が候補にあげている10曲中、7曲が女性が歌う歌で、残り3曲が男性です。このコーナーは「乙女歌謡」というタイトルですが、「乙女歌謡」の神さまのような松本隆さんが作詞された中でも、私が一番好きな、男性の歌をご紹介させていただこうと思います。
それは、はっぴいえんどの「朝」という冬の歌。今まで、いろいろなことから顔をそむけてひとりで生きてきた男性に、ともに朝を迎える女性が現れる。すぐ隣で眠る人を通じて、少しずつ優しさや穏やかな日常、あたりまえの幸せが、自分のものになっていく。短い歌詞の中にそれほど多くは語られていないけれど、ふたりの朝の風景が映画の一場面のように浮かんできます。大きな出会いも別れも描かれてはいないけれど、何気ない日常こそドラマチックであることを感じることができて、聴くたびに穏やかな気持ちになります。
ミュージック・ジャーナルは、「乙女歌謡」を基本に、これからもいろいろな音楽家の方と組んで、全国各地でイベントを開催できればと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。
■ミュージック・ジャーナル vol.2 「松本隆 ソングブック」
出演:音楽/HARCO トーク&MC/甲斐みのり
日時:2012年2月18日(土) 18時30分開場 19時開演
会場:巣巣/東京都世田谷区等々力8-11-3 1F
電話 03-5760-7020
料金:3800円(dans la natureのお菓子、ドリンク付き)
企画協力:ミルブックス
http://www.susu.co.jp/news/p869.html
甲斐みのり
文筆家。1976年静岡生まれ。旅・お菓子・各地の食材・クラシックホテルや文化財の温泉宿などを主な題材に、女性が憧れ好むものについて書き綴る。http://www.loule.net/
●おやこでおでかけ
子どもとの外出時、かばんの中にちょっとしたおやつがあると安心ですよね。我が娘の離乳期の定番は赤ちゃんせんべいとバナナ、その後何でも食べられるようになると、小袋が数個連なったスナックをよく買っていました。手軽で便利なので今もお世話にはなりますが、いつもこういうおやつを食べさせるのも…と考えていた時に出合ったのが、なかしましほさんの『まいにちたべたい”ごはんのような”クッキーとビスケットの本』。オーブン予熱の間に生地が出来てしまうし、洗い物はボール一つ。ずぼらな私もすぐにはまってしまい、手作りクッキーを持ち歩くことが増えました。材料も工程もシンプルで、子どもと一緒に作るのも楽しいんです。雨や雪で外遊びが出来ない日の娯楽にもなりますし、周りのママ友でこの本を気に入らなかった人はいません。ちょうど同シリーズの新刊『クッキーとクラッカーの本』が出たばかりで、書店でも見つけやすいと思います(どちらを先に買っても大丈夫ですが、新刊の「クッキー作りの『困った!』相談室」を読むと失敗が減りますよ)。お菓子作りなんて面倒で…と敬遠されている方にこそ試していただきたいレシピです。
岩崎一絵
当ウェブマガジン編集担当。北海道出身。今月3歳になる娘の育児奮闘中。
●ライブレポート
【naomi & goro】12月に唐津の老舗旅館でライブがありました。
女将が毎回素晴らしい演出をしてくれますが、
今回はカレンデュラの花でnaomi&goroを作ってくれました。
カレンデュラはかつて唐津にたくさん咲いていたそうです。
お土産に頂きました。
【tico moon】
■ライブレポート1
(名古屋ミュシカ)
(初めての仙台)
(神戸みみみ堂/イラストレイターのマツエマイコさんがこの日の為に描いてくれたツリー)
(奈良くるみの木で6年振りのクリスマスライブ)
(京都flowing KARASUMA)
(ベルナール・ビュフェ美術館/大きな2枚のキリストの絵の前で)
「節電防寒対策、工夫があれば教えて下さい」
【goro】寒くなりましたね、暑い夏に比べたら冬は好きなので寒さには強いほうですが、温かいものを、鍋とかシチューとか食べてあったまる?あと焚き火、焚き火がしたい!いつも思ってます、焚き火しながらぼーっとしてるとこを。
【naomi】ヒートテックの上にフリースを羽織る。最近覚えたリンパストレッチ。
【tico moon影山敏彦】昨年から始めている靴下の重ね履き。寒さに応じて2枚から4枚くらいまで。靴下嫌いだったのが嘘の様に快適です。
【tico moon吉野友加】小豆の入ったカイロを使っています。ふんわりとした温かさが気持ちいいです。
【甲斐みのり】半身浴で長ーくお風呂につかること。冷え性を克服するため岩盤浴にも通っています。冬はいつも猫が天然ゆたんぽになってくれるので温かいのですが、生姜系の飲みもので体を常に温めておくことが節電への第一歩でしょうか。
【葉田いづみ】靴下の重ねばきをしている人は多いと思いますが、ズボンの下にスパッツを重ねるとすごく暖かいことに(今さら?)気づきました。
【阿部桂太郎】日本から送ってもらった「使い捨てカイロ」です。外出の際、お腹や背中に貼っています。なお、フランスの知人や友人にも薦めているのですが、皆、怖がって貼ってくれません…。
【三品輝起】帰ったらシャワーを浴びてご飯を食べ、すぐにベッドにもぐる(読書、考え事、ケータイにきたメールの返信などは眠くなるまでそこでする)。
【青芝和行】各社競合している防寒アンダーウエア、着たことがないので今年は試してみようかと。やはりユニクロに一日の長があるんですかね?
【岩崎一絵】実家から送られてきた袖付きブランケット、あなどっていたら非常に暖かくて反省しました。
【伊藤葉子】やっぱり一押しは「湯たんぽ」です!半日は暖かく過ごせますよ。一度使うと手放せなくなります。鍋料理で部屋を暖めるのもいいですね。
「好きな鍋料理は何ですか?」
【goro】鍋じゃないけど豚汁が食べたいな、具沢山で七味かけて、、、うまそ~
【naomi】鍋というか煮込みのアクアパッツァ。貝をオリーブオイルとニンニクで炒め、お魚にうっすら焦げ目をつけ、ひたひたに水を入れ、セロリなど好きなお野菜を入れて煮込む。
【tico moon】餃子鍋。皮から手作りした野菜いっぱいの餃子をたくさん入れて作ります。
【甲斐みのり】この冬は常夜鍋をたくさんしようと思っています。日本酒の一升瓶がたくさんあるので。作り方は簡単。鍋にお湯のかわりに日本酒を入れて豚肉とホウレン草をしゃぶしゃぶのようにさっとゆがくだけ。毎晩食べても飽きないことからついたお鍋の名前。向田邦子さんも好物だったそうです。
【葉田いづみ】シンプルな豚バラと水菜の鍋が好きです。豚肉は脂肪分の多いバラ肉を使うのがポイント。
【阿部桂太郎】ゴチャゴチャと具が入っていない、シンプルな鍋が好きです。鶏肉に、長ねぎに、焼きとうふ…みたいな。素材と出汁の良さで勝負。
【三品輝起】近所の秋田料理店にあるほうとう鍋。
【青芝和行】家での鍋はキムチ鍋が圧倒的な頻度です。ニラと鶏団子がポイントかな。外だとモツ鍋が食べたくなります。
【伊藤葉子】鳥ごぼう団子鍋です。鳥のひき肉、長ネギ、ごぼうのささがきをさらに小さく切ったもの、醤油(全部適量)で鳥団子を作って、あとは大根とか人参、白菜、豆腐、椎茸などなど切った物と一緒に水から茹でて、ポン酢で食べます。ひと冬に何度も何度も登場します!
【岩崎一絵】北の富士のちゃんこ鍋が好きです。家では、フードプロセッサでつくねやつみれを作りまくっています。